その他の望遠鏡鏡筒
HAC125DX は口径125mm、焦点距離250mm、口径比f/2のプライムフォーカスタイプのハイスピードアストログラフです。撮影時の利便性を高めるため、主鏡を前後させるリアフォーカス式を採用し、従来モデル(HAC125)に比べてピント合わせが格段にしやすくなりました。
さらに、CMOSカメラ用アダプターが3種類(31.7mmスリーブ、M42オスねじ、M42メスねじ)付属しており、さまざまなカメラへの対応が可能となりました。
主な特長
- HAC125DXは、天体撮影専用鏡筒で、極めて明るいf/2の口径比と、小型の架台でも気軽に運用できるコンパクト設計が最大の特長です。
- f/2の明るさにより、露光時間を大幅に短縮し、対象天体と観測スタイルによってはオートガイドなしでも短時間で淡い天体を撮影可能です。明るめの星雲などであれば、ライブスタックを使わずにリアルタイムで画面に映し出すこともでき、電視観望用途にも最適です。
- イメージサークルは約16mm。1型センサー(IMX533、IMX585等)を搭載するCMOSカメラに対応します。
- CMOSカメラの対応規格は31.7mm径スリーブを有するもの、M42オスねじを有しバックフォーカスが6.5mmもの、M42メスねじを有しバックフォーカスが12.5mmのものです。
- 鏡筒後端には回しやすい大型フォーカスリングを装備し、従来モデルより容易にピント合わせが行えます。
※ストッパーはありません - 鏡筒後端にはベンチレーターを備え、筒内の温度順応を促進します。
- 主鏡側に光軸調整機構を搭載しています。
- レンズフードの長さは約110mm。取り外しが可能なので、カメラの着脱も容易に行えます。また、カメラのケーブルを通すための穴も備えています。
- 鏡筒バンドおよび幅狭タイプ(約45mm)のドブテイルバーが付属し、市販の多くのマウントに対応します。
- ファインダースコープ取り付け用のマウントは2つ装備されています。ファインダーやアクセサリーの取り付けに便利です。
- 鏡筒総重量は約4.3kg(鏡筒バンド、ドブテイルバー含む)で、小型架台での運用にも対応します。
カメラ取り付けに関する参考資料
1)31.7mmアダプターを使用する場合

▼取り付け可能なカメラの形状の一例

※39.7mm以上の場合、補正レンズに干渉する可能性があります
2)M42×0.75 アダプター(メスねじ)を使用する場合

▼取り付け可能なカメラの形状の一例

3)M42×0.75 アダプター(オスねじ)を使用する場合

▼取り付け可能なカメラの形状の一例

主な仕様
- 主鏡有効径:125mm
- 焦点距離:250mm
- 口径比:f/2
- 鏡筒質量:約4.3kg(鏡筒バンド、ドブテイルバー含む)
- 鏡筒長:約395mm(フード、フォーカスリング含め)
- 鏡筒径:約153mm
- 中央遮蔽:53mm径
- カメラ接続規格:アメリカンサイズ(31.7mm)スリーブノーズピース/M42メスネジ/M42オスネジ
- 付属品:鏡筒バンド、ドブテイルバー、31.7mmアダプター、M42×P0.75オスアダプター、M42×P0.75メスアダプター
※記載されている会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。
※製品仕様は、改良などにより予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。
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